私の人生の帳尻合わせと奴の人生のツケと支払い

日々のこと,脱モラハラ帳尻合わせ

奴の不倫を
またとない離婚のチャンスと
喜んだのもつかの間

離婚できない自分がいて

情けなくて納得ができなくて
あがいてもがいて
苦しんでズタボロになって

だけど結局

またとないチャンスだったことに
間違いはなかった

奴の不倫は私へのプレゼント

私が変わる必要があったから

私が自分を思い出す必要があったから

私の心が自由になる必要があったから

ここから逃げる必要があったから

奴の不倫があった

亡くなったチビたちからのプレゼント
モノクロの私を助けるためのプレゼント

モラハラ被害者と知ったことで
モラハラ加害者を知ったことで

「自分を助けられるのは自分しかいない」

そんな当たり前の答えを見つけた
そこからは

あーでもないこーでもない
ここで気持ちを整理して

私に染みついた思考の癖を
少しづつ手探りで
ほどいては結びなおす

私が変わるため
私が自由になるため
私が楽になるため

すべてが自分のための試行錯誤

くだらないことはもう止めた

結婚してからの人生
諦めることだけは上手にできていて

あらがわず流されて
すべてを受け入れて

そしていつも
何かを頑張っていて

それが誰かの幸せになれば十分と
言い聞かせ

とっくに
幸せの意味すら分からないのに
幸せそうに笑うのだけは得意で

家族の中での立ち位置とか

単に
奴と写真に納まるときもそう
仲の良い夫婦に見える距離感を知った上で
板に付いている幸せそうな妻の体てい
余裕でやってのける自分に

変に納得しては軽く鼻で笑う

そんなくだらないことは
もう十分
もう止めた

自分以外の誰かのために
もうこれ以上私は頑張らない

自分以外の誰かのために
もうこれ以上私は我慢はしない

もういい
もう十分

誰が何と言おうと
もういい

人生の帳尻合わせ

紙切れ一枚を役所に提出してからずっと
主従で成り立っていた関係でしかない

もちろん私には
奴に利用される要素が
間違いなくあった

そして今も間違いなくある

だけどそれのどこが悪い?
善良で何が悪い!
モラルがあって何が悪い!

卑劣なのはそれを利用するほうだ
心を痛めることもなく
他人を痛めつけ
他人のすべてを搾取するほうだ

女々しく責任逃れの言い訳ばかりで
悪人になる潔さもない

善人の顔をした卑劣な悪人

そんな姑息な奴を前にして
冷ややかに笑っている今の私は

振り出しに戻ったのか
振り出しに進んだのか

いや…そもそも…
スタートすらしていなかった

何十年という時間を浪費しただけで
きっと私は
ずっと同じ場所に立っていた

だから今
心のがんじがらめがほどけて
忘れていた自分をひっぱり上げ

手かせ足かせを外し
歩き出せたことの有り難さと
その幸せをしみじみと感じるから

これからは自分が納得いくように

人生のつじつまを合わせていく
人生の帳尻を合わせていく

冷ややかに笑いながらそうする

今まで受けた苦痛の対価はこれからの自由

心の奥底の暗闇に閉じ込めていた

「自分」への対価は
「私」がちゃんと支払うから

善良な「私」の人間性
そして「私」のモラルを利用して

モノのようにゴミ箱のように扱い

当然と言わんばかりに
奴の操り人形に仕立て上げた

「私」への対価は
奴にちゃんと支払って貰う

今まで受けた苦痛の対価は
「これからの自由」
それが全て

踏みにじられていた人としての権利
笑えるぐらい当然の権利だ

「これからの自由」
そのために私は
二度と奴を受け入れることはしない

ご機嫌取りか何なのか
意味不明なチープなプレゼントを
したり顔で渡す奴が
ちゃんちゃらおかしいけど

もうとっくにどうでもいい奴の勝手だ

そして奴の気色わるい猫なで声に
反応しないのは私の勝手で

プレゼントを開けることもなく
台所の隅に置いたままなのも私の勝手

二度と奴を受け入れることはない

これからも
私に全く必要ないのが
奴で

私は私の人生の帳尻を合わせていくから
奴は奴の人生のツケを清算すべきで
私に与えた苦痛の対価を支払うべきとか

誰が何と言おうと

私の手前勝手な考えは
本当に小気味よくて

私変わったなと思う