夫の存在に振り回される納得できない意識

日々のこと,脱モラハラ意識

夫の存在に振り回されている現実

光射すほうへ
心休まる場所へ逃げては
気持ちを晴らして元気になって
背筋を伸ばす

上でも下でもなく
後ろを見て
しっかり前を向いて
背筋を伸ばす

時々は
余裕すらあるように思うけど

本当は……

まだまだだったりする

淡々と・・・
淡々と・・・

何度も何度も自分に
言い聞かせたりもしているわけで

ここで「今」を整理しているわけで

内心は……

まだまだだったりする

奴が家にいて
平然とくつろいでいるだけで
イラッとしたり

奴が家にいて
奴の機嫌が悪かったりすれば

恐怖がスッと通りすぎて
私は思わず緊張したりもするから

奴に惑わされる
そんな自分にもイラッとしたりして

「気にしない気にしない」
「無視!無視!」
おまじないのように心の中で唱える

まだまだだなと思う

私に好都合だけど
居心地悪い澱んだ現実は

平静と逆上を行ったり来たり
心穏やかとは程遠い現実だ

今は致し方がない心のもちよう
ブレないようになりたいと思う

休みの前日の夜はへこむ

休みの前日の夜は
奴の存在が重く圧し掛かっている

「明日の朝、目覚めたら奴がいる」
というそれだけで

夜中に何度も目を覚ます
そして同時に
奴の気配に意識が向く

気配を探る

「寝ていても緊張している・・・」
「意識が奴に向く・・・」

「まだまだだ・・・」

奴の存在に囚われる意識に
頭を抱える

簡単にはいかない

悪夢ではないけど
だけど
夜中に動揺する自分が
情けない
腹も立つ
かわいそうでもあるし

「大丈夫・・・」
「悪夢は見なくなったから大丈夫!」

洗脳から脱したであろう証の安心材料
そのことを
確認しながら目を閉じる

奴に意識が向くことの気持ち悪さ

隣の部屋で寝ている奴と
同じ空気を吸っているそれだけで
吐きそうになる

「まだまだだ・・・・・」

無意識のうちに
奴に振り回されている意識にへこむ

「奴が嫌い」
という感情すら気に入らない
気持ちが乱れる
ペースが乱れる
しっくりこない

とにかく

奴にたいして無関心でいたい
私の中から奴の存在を消したい

休みの前日の夜は最悪だ

自分に全力で関心を向ける

だから明日の朝
目覚めても
奴に無関心でいられるように

自分へ意図的に全力で関心を向ける

「明日は何をしよう?」
「天気が良ければ自然の中へ出かけよう」
「天気が悪ければ本を読むか」
「勉強をするか」
「図書館もいいかも」

自分のために
じっくり時間を使うことを
考えていると

いつかはきっと

気負うことなく
奴の存在が私の中から消える

意図的な思考と意思だろうと
それが習慣になれば
私の無意識をコントロールできる

そんな気がする

嫌いとかイラつくとか
腹の内で罵ったりとか

わざわざ気持ち悪い感情に
時間を割くこともなくなる

そうなるように

私の中から奴の存在を消すだけで
私は充分に幸せになるから

とにかく
休日の私が嫌な思いをしないように

自分に全力で関心を向ける

今は
意図的にそうしている

月曜の朝の目覚めは気分がいい

6時30分に玄関ドアが閉まり
車のエンジン音が聞こえなくなる
そこから1時間2時間
安心してぐっすり寝る

月曜の朝の目覚めは気分がいい

もちろんその日の予定とか
天気とかの問題じゃない

奴が仕事でこの家にいない
というだけで

ただそれだけで空気は軽く
目覚めたそばから
解放感に包まれている

窓を開け
肺の中の重い空気を吐き出してから
大きく息を吸う

心の清々しさを味わう

平日はこっちのもの

だから
奴の存在に振り回されている
納得できない自分にへこむのは

また今度にする

もう私の意識の中に″奴″はいない

どうでもいい
時間がもったいない

睡眠不足の体はだるいけど
心は軽く階下に降りれば

私の一日が始まるのだから

奴どころじゃない