嘘とか本当とか相手とかどうでもよくて、その場でそれを言えばいい夫

日々のこと,脱モラハラ嘘つき,妄想

″夫の嘘″に対する見解

「事実って大事だよね?
どうしてあの人は平気で
黒いものでも白って言うんだろう?」

「第三者に聞けばすぐに分かる事実でも
自分の嘘を通すのはどうしてだろう?」

「頭ごなしに相手を罵倒する自信は何?
記憶違いかも知れないって思わないの?」

ずっと前だけど、大人になった娘に
立て続けに聞いたことがある。

「事実は関係ないんだよ」
「えっ?事実って大事じゃないの?」
「その時、勝てばいいの」
「えっ?事実って大事じゃないの?」

「だから事実よりその時、勝つことが大事なの」
「・・・・・・・」
「嘘か本当かはどうでもいいの」
「・・・・・・・」
「大事なのはその場でそれを言うこと」
「・・・・・・・」
「相手も関係ない」
「・・・・・・・」

夫の嘘に対する娘の見解は
きっと間違いない。
そして私の見解と同じ。

だから本当は

それを理解できない私が
理解できて納得できる
論理的な別の意見を期待していた。

事実より勝つことが大事って?
嘘か本当かはどうでもいいって?
言うことが大事って?

推測というより確信していた
理解できない確信が断定されたようで
断定されたら、なおさら納得できなくて
呆然としたことを思い出している。

夫とやきもち焼く私と夫を独占したい女の話

親戚の集まりがあったが
私は夫の傍に居ることを避けた
その翌日のこと。
夫が訪ねたのは夫の妹の家。
それは予測通りの行動で

言い訳のためかプライドのためか
自分のイメージを守ろうとしたのか
自分を実質以上に大きく見せようとしたのか

つかずにいい嘘をつくことで
虚栄心を満足させていることが
はっきりと分かった最近の出来事だ。

嘘と本当の境界線もなく
だから罪悪感もなく
穏やかな優しい口調で嘘をつく夫。
つじつまは合わなくても問題ない。

本人はいたってご満悦で饒舌だけど
ボイスメモをオンにしたのは
夫のかわいい姪っ子。

詳しい事情は知らない姪っ子も
白々しい見栄と自慢を白々しくあしらい
深掘りも出来ない浅い話をつついては
夫の見え透いたつじつま合わせを鼻の先で笑う。

笑いの中の軽蔑と一緒に
送られてきたボイスメモは

夫と
やきもちを焼く私と
夫を独り占めしたがる女が
登場人物でその場その場で
出来上っていくストーリーは
呆れるほどにどうでもいい
つまらない仕上がりだった。

自尊心を守るための言い訳と
虚栄心を満たすために構成された物語は

突っ込みどころ満載で
いちいち面白くはあるけど
やきもちを焼く私の設定😅にはイラつく。
夫を独占したがる女(元不倫相手)は
若くてやり手のいい女設定😂(笑)だ。

願望か認知能力の問題のようでもあるけど
自己愛性パーソナリティー障害の
特徴の診断基準に漏れずってことだろう。

どうでもいい嘘、つかないでいい嘘を
息をするようについている。それは
ある意味では妄想と言うのだろう。

嘘は言った瞬間から事実になるようで
穏やかな口調のそれを聞きながら

私はこれまでの夫婦生活の中で
どれだけの嘘を聞いてきたのだろう、と思う。

どこからどこまでが嘘か本当か
私には分からないけど、もはや
全てが嘘で塗られていても驚くことはない。

嘘か本当かはどうでもよくて
口から出まかせが大事な人と
何十年と生活した私の無知さは
話がそれるから置いといて

嘘か本当かどうでもいいことは
嘘でも本当でもどちらでもよくなって

今となっては夫そのものが
嘘で形作られた塊のように思う。

そして、それは何の違和感もなくて
そして、それに何の興味もなくなるというね。本当のことね。