モラハラ被害者 心を開放する場所がある幸せ

刻まれた記憶聖地

穏やかな空気の流れる空間

娘が1歳2ヵ月、初めての里帰り。

娘はお昼寝、私は実家の縁側に座って、
ぼーと外を眺めていた。

空気がゆっくり流れているのが見えた。
ゆら〜り、ゆら〜り流れているのが見える。

その空気に私も娘も包まれた。

ほっとする。心が温かくなる。と、

溶け出した。不意に溢れはじめた。

ゆっくり流れる空気の中、
涙は出るままにしていた。

あぁ、こんな空間があるんだあ・・・

・・・・・・・・・・

委縮していた心が溶けて溢れて、
軽くなっていく。

それを実感しながら、
ゆら~り流れる空気を見ていた。

その穏やかな空気が私を満たしたころには、

何もまとっていない裸の“自分”が普通に、

ごく自然に そこに座っていた。

ここは私の聖地

言葉では表現しきれない。

初めての経験だった。

今でもあの時の空気感は、はっきりと覚えている。
今でも目を閉じて思い出す。感じる。

何にもない場所。な~んも無い場所。
それが嫌だった場所。

私の大切な生まれ育った場所。

私の聖地。

強くそう思うようになった。
あのときから、ずっと。

私を癒して、救ってくれて、
エネルギーで満たしてくれて、

優しさと、温かさと、
強さで、まるまる包んでくれる。

自分が自分にもどれる場所。

嘘も無く、否定も無く、追及も無く、
非難も無く、反省も無く、後悔も無く、
責任も無く、恐怖も無く、緊張も無く、

自分を解放できる場所。

自分を自然の一部と感じられる場所。

日常の現実を、すべてを忘れられた。

ここが在ることに感謝する。心から。いつも。

そして娘にも感じて欲しいと思う。

人間は自然の一部だということ

ただそれだけ。

それだけで充分だと思う。

年に一度の里帰りは自分のため。
夫の元で生きていくために必要だった。

だから、この私の聖地に
夫の足を踏み入れさせたくない。
ずかずかと、踏み入れさせるわけにはいかない。

今でも、そう思っている。

ルル
ルル
無機質なモノでさえ自然の一部と思っているよ。
キキ
キキ
感覚だけで理論はないけど。ってやつね!

私の生活の場所は東京という現実

羽田行きの飛行機に乗るときから、
現実に戻る覚悟をする。

空港に到着し、迎えに来ている夫の顔を見ると吐きそうになる。

開放した心は一瞬で消え、“自分”はもう居ない。

私はどんよりとした空気に覆われ息苦しい。

そして張り詰める。緊張に変わっていく。
ひきつった笑顔を作る。

また一年頑張ろう、と思う。

無理やりそう思う。

1歳2ヵ月の娘は、
知らない人を見るように夫を見ている。
怪訝そうな顔で夫を見ている。

それは私の内面を映しているようで、
おかしくもあった。

そんな目で私も夫を見たかった。

モラハラ夫は知っている

いつだったかは思い出せないが、
夫が言ったことがある。

「お前が実家に帰る度に、もう帰って来ないんじゃないかと思っていた」と。

夫は知っている。
自分のやっていることを分かっているのだ。

でも私は“恐怖”で帰ってくる。

遠く離れた実家から電話で意見を言う、
ことすら出来ない。

次の日には私を殴るためだけに
飛行機で飛んで来る、絵が浮かぶから。

あの目で睨み、ただ殴って、
何も言わずに帰る。

そういう映像が脳裏に浮かぶから。

遠く離れていても“恐怖”で何も言えない。

そうしたのは夫だ。

そして夫は、私への虐待を知っているのだ。

ルル
ルル
PTSD?フラッシュバックは最近まで続いた…35年…
キキ
キキ
絶対、回復する!自分を開放!!