モラハラ夫 心が満たされ無いまま成長し、人格を形成し、そして私は選ばれた
モラハラ夫と夫の両親の関係
義父母のことで衝撃だったことは多々あるけど。。。簡単に書ける事を少しだけ。
孫にバスの席取りの割り込みをさせたこと。次は言わずともそれをやって、席を確保したと嬉しそうに話した。「気が利く子だよ」と褒めていたこと。
義父母が小児科に入院している、未熟児で産まれた娘を見に来たときのこと。
そこには1歳ぐらいの子も入院していた。
帰りのエレベーターの中で義母が言うのだ。
「あんなに大きくなっても、あんなとこ居て、見っともないね。」と。
耳を疑った。唖然とした。真意を考えた。
言葉のままを受け取るしかなかった。悔やしかった。腹が立った。
義父は何も言わない。
だから私は、はっきりと言った。
「うちの子もそうなるかも知れません。」と。
娘を引き合いに出すことは一瞬、躊躇したが、それよりも、ただ悔しかった。
頑張って治療している子を「見っともない」と言ったのだ。
義父が私を睨みつけたが、素知らぬ顔をして、エレベーターを降りた。
私と義父が不倫をしていると思い込んだ。
最初は他の嫁のお母さんと義父だった。
その次が私と義父。
「ドラマでは観たことあるけど、まさか自分の夫と嫁がそういう関係になるとは思ってもみなかった。」とか。
家族が集まった時に義父が言った、「今度、皆で旅行行こうは、私に言った言葉だ。」とか。
他の嫁や夫や義父に言うらしい。
馬鹿馬鹿しくて呆れて笑えた。
それからは、家族が集まった食事の時に私の席が無い。それに気づきもせず食べ始める夫の後ろから徐々に移動して、夫の横に座る私。
笑えない。
だから夫に言った。
「私とお義父さんがデキていない、って言って。」と。
「無駄だよ。そう思い込んでいるんだから。お袋は分かんねーよ。」と夫が言う。
「分からなくていいから、私が言うよりあなたが言うほうがいいから。」と数回、お願いした。
夫は、私のために釈明することは一度も無かった。
義母の娘が2人の子を連れて再婚する。
[相手に申し訳ない、ありがたいよ。]と、義母が私に言う。
あー、これで少しは私のことも分かってもらえるのかな、と思った途端、
『男の連れ子はいんだよ、男の稼いだ金で食わせるんだから、いいんだよ!だから女のあなたは息子に感謝するんだよ。』
70歳過ぎた義母は私にきっぱりと言った。
それでこそお義母さん!
一瞬、期待した私が可笑しかった。
そして、義母のことを鼻先でうっすらと笑っていた。
杖を突いて歩いているおばあさん、足元がおぼつかない。
大丈夫?と思いながら見ていたら、倒れた。
慌てて車から降りて、立ち上がるのに手を貸した。旦那さんらしき人が来たからもう大丈夫と、車に戻った私に
足腰が不自由になった義母が言う。
85歳の義母が眉間にしわを寄せて、
「助けることあないんだよ、ほっときゃいいんだよ。」と言う。
義母に腹が立つことも無い。そういう人だから。
死ぬまでそういう人は、そういう人。
義父と義母の体質は、専門家じゃない私には分からない。けど、そういう人たちだった。
そういう親に育てらたモラ夫の思い出は、私とは違う。
温かいエピソードは無い。
父親に何度も暴力を振るわれた話とか、
母親から父親へ告げ口をされたとか、
いつも八つ当たりばかりされたとか、
かばってくれたことは一度も無かったとか、
愛情を感じたことは今まで無いとか、
自分は要らない子だと思っていたとか、
死んだ方がいいのかと、線路の横で電車を眺めてたとか、
過去の思い出話でも、過去じゃない。
精神的基盤になるものが無いまま成長し、人格が形成され、知能と知識と腕力を身に付け、人間が形成され、現在に続いている。未来に続いていく。
そして、そこには必ず、“犠牲者”が必要なのだ。
夫は、夫の両親と私の両親を比べていた
「お前の親の爪の垢を、俺の親に飲ませてやりたいよ。」とか、
「お前の親がやっぱ、普通の親だよな。」とか。
私の両親を“親のあるべき姿”と言っていた。
若い私は、両親を褒められて嬉しかった。
好きだったし、愛情を感じていたし、感謝していたし。
夫は田舎から出てくる両親には親切にした。両親が疲れていようが関係なく、連れて行きたいとこに連れて行く。自己満足の親切だが、夫の良いところ、でもあるのだろう。と思った。もちろん両親は夫に感謝する。
笑顔で両親と話す夫。でも夫にとって、私の両親も憎悪の対象だったと思う。
笑顔を交し合った直後のこと、 両親の背中に向けた“あの目” を見たことがある。
その時は直ぐに、私はそれを見間違い、勘違いと否定した。
でも、両親の背中に向けた“あの目”はずっと気になっていた。
夫にとって、“あるべき姿の親”だからこそ憎悪の対象になる。
その両親に育てられた健全な私は、さらに憎悪の対象だった。
モラハラ加害者と被害者の定義
被害者になる人物の傾向として、
〇 起こった出来事に対して「自分が悪いのでは」と罪悪感を持ちやすい 。
〇 誰かに与えることを欲している 。
〇自己愛的な変質者(加害者)が欲しているが持っていないものを持っている 。
〇自身の生活のなかから喜びを引き出している。
という性格 がターゲットに選ばれやすい。と記載がある。
加害者の人格・心理構造 として、
「自己愛的な変質者」「症状のない精神病者」と記載がある。
〇 誰かから奪うことを欲している 。
〇 内心の葛藤を自身で引き受けることが出来ず外部に向ける 。
〇 自身を守るために他人を破壊する必要を持つという「変質性」を持つ 。
〇 普通の人なら罪悪感を持ってしまうような言動を平気で出来る 。
〇 加害者の攻撃性はナルシシズムが病的に拡大 されたもの。
ナルシズムの核は 自己愛性パーソナリティ障害
〇 自分が「常識」であり、真実や善悪の判定者であるかのようにふるまう。
〇 優れた人物であるという印象を与えようとし 、
〇 自分の欠点に気づかないようにするために他人の欠点を暴きたてる。
〇 称賛してもらうために他人を必要とする 。
加害者の論理では、
〇 他人を尊重するなどという考えは存在しない 。
〇 加害者は復讐の気持ちをともなった怒りや恨みも持ち、
〇 被害者に全ての責任を押しつけてしまうことによって、ストレスや苦しみから逃れる 。
〇 相手の弱みを見つけ暴き攻撃することによって優位を保とうとする 。
モラハラ加害者の人格・心理構造は読み進めるとゾッとする。
ターゲットは、破壊されなければならない人間であり、執拗に攻撃を繰り返し、 ターゲットのアイデンティティーが破壊していくのを見て、間違いなく喜んでいる。とまで記載されている。
夫と出会った頃の私は夢をもって、それに向かって歩んでいた。
それは憎悪の対象でしかなかったのだ。
そして私の性格、モラルはターゲットに適していた。私は選ばれた。。。
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