モラハラ夫に従う自分を心から悔やみ誓ったことは、子どもを守るということ

刻まれた記憶後悔

生後6カ月の娘でも趣味は一緒にする

二人の共通の趣味だったスキー、
私に選択肢はないけどそれなりに楽しんでいた。
子供たちも選択肢はないなあ…って、今思っている(笑)

下の娘が生まれて、初めてのスキーシーズン。
正月はスキー場で迎えるのが好例だ。

それでも生後6カ月の娘を連れて行くには心配だし、
風邪は気をつけなきゃだし、離乳食も始まったし、、

離乳食にミルクに哺乳瓶も消毒しなきゃいけないし、
おむつに着替えにお風呂もどうなの?…

行くの嫌だなあ…って思うだけ。

この頃は従うのが当然になっているから、
断る、という思考自体がまったく無い。

そして夫には、
生後6カ月の娘を気遣う優しさはまったく無い。

悔やんでも悔やみきれないこと

日帰りのスキーは、早朝4時に家を出る。

前の日の夜から2歳の娘が高熱で、嘔吐を繰り返している。

夫に言った。
「こんな状態でスキーには連れて行けない。」と言った。

夫が怒鳴る。あの目の夫だ。憎悪に満ちたあの目。

はあ?向こうで寝かしておけばいいだろうが!
約束しているから行くんだよっ!行くんだよっ!!


私は娘を抱いて車に乗り込んだ。

乗車してすぐに娘が吐く。外で吐いた。

それでも車は出発した。

途中、また娘が吐いた。外で吐いた。

高速に乗る手前で、また吐いた。外で吐いた。

夫が言う。
「これじゃあ、無理だな。俺一人で行くわ。」

高速に乗ったら外で吐けない、からだと思った。

寒い外で吐く娘を一度も気遣う言葉は無かったから、そう思った。

家に戻ってきた車から
私は 娘を抱きかかえて降りる。

夫はそのままスキー場に出発する。

私は駐車場から部屋まで娘を抱きかかえながら歩く。

歩きながら心から悔やんだ。

ごめんね、ごめんね、何度も心の中で謝った。

部屋に戻り、娘を寝かせるとホッとした。

ホッとしながらまた悔やむ。
悔やんでも悔やみきれないことをしてしまった、と。

この子を守るのは私しかいない。
それなのに、夫に従った。
こんな状態の子をスキー場に連れて行こうとした。

恐怖で動いた。何も考えず、とっさに自分を守った。そして、娘が犠牲になった。娘を犠牲にした。どんなに怒鳴られようと、殴られようと、断るべきだつた。

二度と辛い思いはさせない。
この子を守るのは私しかいない。

そして、それは当然のこと。
親として当然のことが出来なかった自分を

悔やんで、悔やんで、“この子を守る”ことを硬く心に誓った。

後悔は二度と繰り返さない。

同じシーズン中、
日帰りスキーに行く前日から、
また娘の調子が悪い。熱がある。

だから夫に、はっきりと言った。
娘を腕に抱えながら、夫の目を見て言った。

「熱があるからスキー場には連れて行けない。」と断った。

夫は黙っている。怒鳴らない。

私は抱えている娘に目を向けた。
が、夫の動作は視界に入っている。

前回のことがある。
反省もあるのかも知れない、と思った。

夫はスッと立ち上がり、私に向かって言った。

まずい鍋、食わせてんじゃねーよ!
まずいんだよっ。まともなメシ作れっ。


怒鳴ってはいない。
私を睨みつけたのかどうかは分からない。

吐き捨てるように言うと出て行った。

上の二人の子は黙って食べている。
私は娘から目をそらさないままでいる。

これで明日はゆっくり寝かせてやれる。
無理をさせないで済む。と思いながら、
ホッとしながら、腕に抱えている娘を見ていた。

娘を見ながら頭の中は、
夫が吐き捨てた言葉を 繰り返し ていた。

ルル
ルル
守るの私しかいないのに…最低なことした…
キキ
キキ
はあ?面白くねーな、俺の楽しみより子どもかよ!気分わりーな、気分悪くさせたのお前だからな!