モラハラ夫 理想の家族像、表面的な“幸せ家族”。自己満足のための家族サービス

刻まれた記憶幸せ家族

いつも、どこにでも、夫婦一緒に、仲良くお出かけは決まり事。

平日は厳しい、よく怒鳴る。が、
休日は家族サービス、いろんな場所へ連れていってもらえる。
もちろん私たちの行きたいとこでは無いが、それはそれで楽しんだ。
子供が喜べば満足できた。

どっちにしろ出かけるのだからと、
一度希望を言ってみたことがある。怒鳴られた(笑)

「俺は毎日働いてるんだ!遊ぶ事ばかり考えてんじゃねーぞ!」

そんなはずないじゃん…どっちにしろ…
言葉にはしない。分かっていたから、もう二度と希望は言わない。

行く場所も家を出る時間も全て夫が決める。毎回、朝の早い時間。

下の娘が生後4ヵ月を過ぎると一緒に出かけられるようになる。
出る前の準備に時間がかかるから時間に余裕を持って準備をする。

夫は時間になると車に乗り込む。子どもの状況も関係ない。
少しでも待たせると不機嫌になる。1分の猶予も無い。

「何時に出るって言っておいただろうがー!」

私の耳には、いつでも罵声が聞こえるようになっていた。

車中で、あれは持ったのか?これは持ったのか?
決して優しい声では無いから委縮する。
忘れ物の無いように、持ち物は何度も確認した。

それでも外では荷物も持ってくれるし、気遣ってもくれるし、
とても優しい夫なのだ。

帰宅すると、近所の人が声をかけてくる。
「ほんと仲良いよね、いつも一緒だね、旦那さん優しくていいなあ。」

「そう?」

私は笑顔で流すしかない。
間違っていない。夫は優しいとこもあると思うから。

仕事をして、休みは必ず、どこかに連れて行ってくれる。

そしてみんなが揃って言う。
「仲がいいね、いつも一緒だね、幸せだよね、優しい旦那さんね。」と、そう言う。

幸せってそういうものかも知れない。
自分では分からないものかも知れない。

周りが言うのだから、きっと私は幸せなんだろう。

私の不満は私の我がままなのかも知れない。

でも…私に幸せの実感はない…
そんなふうに思う自分を反省し、自分を責めるようになってもいた。

結婚当初、義母は言っていた。
「あなたは幸せだよ。
あんなに思いやりのある息子と結婚できて、あなたは幸せだよ。」と。

他人が決めることじゃない!幸せかどうかは私が決めること!
と、その時は思った。
が、私が分かっていないだけかも知れない。

どこに行くにも夫婦一緒だ。
夫の用事も夫一人で済ませられることも私は同伴させられる。
私の家の仕事は後回しにするしかない。効率悪いと思うけど言えるわけない。
「あなたが一人で行ってきて。」なんて、とても言えない。

「俺の悪いとこは見ないでいいんだよっ!良いとこだけを見ろ!」

だから良いとこだけを見た。
悪いところを見ても何も始まらないのを知っている。

地雷は踏まないように細心の注意を払おう。

嵐はじっと耐えて、過ぎ去るのを待てばいい。

その後には穏やかな時間があるんだから。

いろいろと、もうどうでもよかった。

時間は子育てに追われて過ぎていく。
唯一、子育てが私の“癒し”になっている。
“子育て”が、自分の存在価値になっている。

結婚から一年過ぎる頃には、もうどこから見ても仲の良い夫婦が出来上がっていた。

ルル
ルル
もう、私の中での葛藤も少なくなっていたような気がする。“無駄”でしかなかったから。
キキ
キキ
モラ夫の理想の家族像!“幸せ家族”に見えればそれでいい!表面がすべて!!